「勉強するなら朝がいいよ」というアドバイスはよく聞きますよね。
なんとなく、「まあ、勉強は朝がいいのは分かってるけど、自分は夜型だし、、」と目を背けていませんか?
今回は、夜に勉強していることが朝に比べてどれだけ損しているのかをお話します。
あなたが生活スタイルを朝型に切り替えるだけで、合格にグッと近づく理由をお話しましょう。
「お酒を飲みながら勉強??」
これを読んだあなたは、
「そんなわけあるか!ちゃんとシラフで勉強していますよ」
と言うでしょうね(中には晩酌しながら勉強されている方もいらっしゃるかもしれませんが)。
実は、厚生労働省の出した、
「健康づくりのための睡眠指針2014」
にはこんなことが書かれています。
人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは起床後 12~13 時間が限界 であり、起床後 15 時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率まで低下することが示されている。
つまり、6時に起床している人は、夜9時ごろには酒気帯び運転をしているくらいの判断能力しかない、ということなのです。
しかも、1日中仕事をしてクタクタの状態で勉強を始めても、どれだけ身についているのか疑問が残ります。
ですので、ふだん夜に勉強されている方はできるだけ早い時期に朝型にシフトされることをおすすめします。
そうはいっても、朝の目覚めが悪くて、なかなかエンジンもかからない、という方もいらっしゃると思います。
脳にもウォーミングアップが必要
運動をする前に、準備体操をしてウォーミングアップをすることは多いですが、脳にも必要だ、というのはあまり聞いたことがないかもしれません。
でも、脳にも準備運動をさせてあげることで、そのあとのパフォーマンスがかなり変わってきます。
では、脳の準備運動はどうやって行うのでしょうか?
それは、
「手 足 口 を動かす」
です。
「え?どういうこと?」
と思われる方もいらっしゃると思いますので順にご説明しましょう。
私たちがふだん行なっている、「手を動かす」、「歩く」、「しゃべる」という動作はすべて脳が指令を出して行なっています。
勉強と体を動かすことは別々と思われがちですが、脳を使うという意味で密接に関係しています。
たとえば、リビングでソファに寝転びながら考えごとをするのと、手を動かしてノートにメモしながら考えるのとでは、どちらが効果的でしょうか。
いうまでもなく後者ですね。
また、起業家が、ジムで走りながらビジネスについて考え事をしている、ということも聞いたことがあるかもしれません。
散歩をしている時にアイデアが浮かんだ、という話もよく聞きますよね。
そうなんです。
体を動かしている時の方が脳は活発に働くのです。
でも、走りながら勉強、というのもできなくはないでしょうが、あまり現実的ではありません。
なので、せめて勉強前に手、足、口を動かしてウォーミングアップするわけです。
たとえば、
- 前日に間違えた問題の論点を口に出しながらノートに書く
- 音声講義を聞きながら散歩をする
- 目的条文を音読する
など、いろいろとできることはありそうです。
上記のウォーミングアップを行なってから、本格的に勉強を開始すれば、何もしないよりも効果が期待できます。
ぜひお試しください。
まとめ
人にはそれぞれ生活スタイルがあり、夜型の人も多いと思います。
しかし、先ほども述べたように、同じ1時間勉強するのも、朝と夜では効果が全然違います。
夜型の方は、できるだけ早く朝に勉強を始める習慣を手に入れ、本試験に向けて照準を合わせていくようにしましょう。
あなたのことを心から応援しています!
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