このブログでは、毎日科目を変えてお送りしています。
なぜかというと、早いうちに全科目に触れておくことで、社労士試験の全容がイメージしやすくなり、勉強のペースが掴みやすくなるからです。
なので、あまり構えずに「ふ〜ん、そうなんだ」くらいの気軽な気持ちで読んでみてくださいね。
今回は、健康保険法から「全国健康保険協会」について見てみたいと思います。
全国健康保険協会の業務や組織、決算について過去問を読みながら確認しましょう。
保険料の徴収は誰がする?
(平成29年問1C)
任意継続被保険者の保険料の徴収に係る業務は、保険者が全国健康保険協会の場合は厚生労働大臣が行い、保険者が健康保険組合の場合は健康保険組合が行う。
解説
解答:誤り
被保険者の保険料の徴収は、厚生労働大臣が行いますが、任意継続被保険者の場合は、全国健康保険協会が行います。
健康保険組合の場合は、被保険者・任意継続被保険者ともに組合が保険料を徴収します。
では、次に組織について見てみましょう。
全国健康保険協会には都道府県ごとに支部が置かれていますが、
支部ごとに置かれている機関はなんだったでしょうか。
支部ごとに置かれている機関は◯◯
(平成26年問1D)
全国健康保険協会は、都道府県ごとの実情に応じた業務の適正な運営に資するため、支部ごとに運営委員会を設け、当該支部における業務の実施について運営委員会の意見を聴くものとする。
解説
解答:誤り
支部ごとに置かれているのは、運営委員会ではなく、「評議会」となっています。
協会は、支部における業務の実施について、評議会の意見を聴くこととなっています。
では最後に、決算について見ておきましょう。
全国健康保険協会の年度は、4月1日から翌年3月31日までですが、
決算はどのようなスケジュールで行われるのでしょうか。
全国健康保険協会の決算の手順
(平成26年問6E)
全国健康保険協会(以下「協会」という。)の事業年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。協会は、毎事業年度の決算を翌事業年度の5月31日までに完結し、作成した財務諸表に、事業報告書等を添え、監事及び会計監査人の意見を付けて、決算完結後2か月以内に厚生労働大臣に提出し、その承認を受けなければならない。
解説
解答:正
問題文のとおりです。
全国健康保険協会の決算は、「5月31日までに」完結することになっていて、
決算完結後「2か月以内」に厚生労働大臣に提出して承認を受ける必要があります。
今回のポイント
- 被保険者の保険料の徴収は、厚生労働大臣が行いますが、任意継続被保険者の場合は、全国健康保険協会が行います。
- 支部ごとに置かれている機関は、「評議会」です。
- 全国健康保険協会の決算は、「5月31日までに」完結させ、決算完結後「2か月以内」に厚生労働大臣に提出して承認を受ける必要があります。
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