本試験も終わり、合格発表までの2ヶ月強、、、本当に長いですね。
この2ヶ月の過ごし方は本当に人それぞれだと思います。
私の場合は、合格するまで何度か受験しましたので、それぞれのパターンで経験しましたが、共通していたのは、「何もしなかった」という点です。
どの年も、試験終了の合図とともに完全に燃え尽きましたので、合格発表までは本当に何もしませんでした。
でも、心理的には非常に落ち着かなかったことをよく覚えています。
不合格だった年は、各資格学校の合格予想を見て悶々とし、合格した年はマークミスしていないかどうかで恐怖に怯えていました。
ですが、今から思うと、「何もしない」というのは非常にもったいない過ごし方をしてしまったと反省しています。
どちらに転ぶにせよ、この2ヶ月をどう過ごすかによって進展の仕方が全然違うからです。
今回は、そんな合格発表までの過ごし方についてお話ししたいと思います。
まずはエネルギー充填に注力!
「しょっぱなから何を言ってるんだ?」
と言われそうですが、大真面目です。
本試験までに注いできた気力や体力は、想像以上に消耗しているものです。
1日2日寝たくらいでは到底、本来のご自分の姿に戻すことはできないでしょう。
しかも、お仕事や家事、育児をしながらの毎日ですからなおさらです。
なので、ここは思い切ってしばらくは「何もしない」選択することをオススメします。
もちろん、楽しみにしていた映画を観るとか、我慢していたショッピングを楽しむというように、もともと計画していた場合は思い切り楽しんでください。
もし、完全に燃え尽きて何もする気が起こらない場合は、「何もしない」ことが一番の回復方法なのです。
するとしても、ゆっくりお風呂に浸かるとか、食べ過ぎない範囲で食べたいものを食べるといったことがいいと思います。
何かの行動を起こすというのは、それはそれで意外とエネルギーを使うので、できるだけ温存しながら充填することに注力されることをオススメします。
そうすると、だんだんと、次にやるべきことに対しての気力が湧いてきますよ。
で、ここから先は、来年も社労士試験にチャレンジする方向けにお話を進めさせていただきますね。
今年の分析からしてみよう
来年も社労士試験にチャレンジするというあなた、もう自己採点はされましたか?
過去のキズに触れたくない、という思いを持っていらっしゃるとすれば、それは普通の反応です。
実は私もそうでした。
自分が不合格になった問題を振り返るというのはとてつもなくイヤなものでした。
ただ、私の場合、合格の前の年は、選択式の1問、しかも雇用保険の目的条文を解答できずに不合格になりましたので、私が足りなかったものは一目瞭然でした。
そう、基礎力です。
人それぞれに足りなかったものは違うと思います。
なので、ここでオススメしたいのが本試験問題の振り返りなのです。
必要なものは、本試験問題と、資格学校が出している模範解答の資料ですね。
本試験が終わってしばらくすると、大手の資格学校から本試験問題の解説資料が出てきます。
それを取り寄せて、自分の解答と突き合わせをしていくわけですが、ここで大事なことがあります。
それは、
「他のみんなが正解していて自分が間違った問題の洗い出し」
です。
資格学校の解説資料で、問題ごとに難易度も分析してくれているものを使うようにし、自分がどんな問題で間違ったのかを探すわけですが、
たとえば、難易度が「易」とか「普通」の問題でどれだけ間違っていたかを抽出するだけで、自分の苦手分野がわかるようになります。
難易度が普通の問題というのは、社労士試験においては基礎にあたる論点になるはずで、他の受験生の正解率が高い問題なわけです。
その基礎の問題を取りこぼさないように来年の試験に向けて対策をしていくことが重要になるわけです。
この、自己分析はぜひ実行したいところですね。
その上で来年に向けた勉強をスタートすれば、グッと合格への道は近くなるでしょう。
しかし、自己分析が済んだところで、来年度用の教材は10月以降からポツポツ出てくることが多いです。
なので、
「新しい教材もないのにどうやって勉強するんだ?」
と思われると思いますが、新しい教材が出るまでは、あなたの手元にある教材で大丈夫です。
具体的な方法としては、テキストの通読や問題演習が挙げられますが、あなたがしっくりくる方法で大丈夫です。
もし、どちらかを選ぶとすれば、問題演習の方ですね。
テキストの通読も全体像を把握するにはいいのですが、冗長になりがちで飽きてしまうこともあり得ます。
問題を解く、という行為の方が刺激があっていいかもしれませんね。
ただ、ここで念押ししたいことがあるのですが、ゆくゆくは
教材は使い回さず、受験の年のために編集された教材を揃えることをお勧めします。
お金がもったいないとか、書き込みをしていてご自分に馴染んでいるから、という理由で教材を持ち越したいお気持ちも分かりますが、
ご存知のとおり、社労士試験には法改正がつきものです。
今年の教材を来年に持ち越すということは、2年分の法改正の情報を別に持っておかなくてはならないことになります。
情報はできるだけ一つにまとめておいた方が効率的に勉強を進めることができますし、気持ちも心機一転、気合を入れなおすことも含めて、教材は新しいものを揃えるようにしましょう。
とはいっても、社労士試験のテキストや問題集から少し離れたい、という気持ちになってしまった場合は、別の処置方法が必要になります。
私もそうでした。
勉強しなければならないことは分かっていても、どうしてもテキストを見るのが億劫になるんです。
そんな時は、
読書をしましょう
少し法律から解放されたい、という方にお勧めです。
読書のジャンルはなんでもいいです。
大事なのは、
「読解力の温存」
なのです。
このスマホ全盛時代では、YouTubeなどの動画のコンテンツに困ることはありませんので、どうしても動画を視聴したくなりますが、活字を読む能力はどんどん劣化していきます。
いうまでもなく、本試験の問題は「紙の文字を読む」ことになりますし、それまでの勉強も文字を読むことが多くの要素を占めていたはずです。
これまでの勉強で培った読解力を温存しておけば、新たなスタートをスムーズに切ることができるでしょう。
読書のジャンルは何でもいいと先ほど申し上げましたが、できれば社労士にちなんだジャンルの本を読むのもいいと思います。
たとえば、労働基準法や社会保険の実務に関する書籍ですね。
買うと結構いい値段がしますので、「図書館で借りる」というのが気軽に試すことができていいと思います。
読書、オススメです!
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
本試験の振り返りとか読書とか、わりと負荷のかかることが多いかと思いますが、
まずは消耗したエネルギーの充填をして気力をアップさせることが先決です。
でないと来年の8月までモチベーションが続かない可能性がありますので、くれぐれもご自分に優しくされることを優先してくださいね。
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