社労士試験に合格するためには、過去問を使いこなすことが必須ですが、いざ目の前にしてみると、あまりの量の多さに心が折れそうになることはありませんか?
私も何をかくそう、過去問を使いこなす方法を見つけるのに相当遠回りしました。
過去問をどのように活用すれば合格に近づけるのか?
今回は過去問を効率的に攻略する方法をすべてお話しします!
過去問を効率的に攻略する3つの方法
本試験までの限られた時間で、過去問を自分のものにするためには、3つの方法があります。
- まずは直近5年分に絞る
- 重要度の高いものから取り組む
- 最初は「読む」
「まずは直近5年分に絞る」
書店で過去問の書籍を見ていると、収録されている年数にはバラツキがあり、多いもので10年分入っているものもあります。
社労士試験を突破するのに大切なことは、
「勉強する範囲を絞り込む」
ということです。
社労士試験は基本は「暗記」する必要があるため、「繰り返し学習」が勉強の中心になります。
繰り返し学習をするためには、短いスパンで繰り返すことがポイントとなります。
繰り返すスパンが長いと、前に勉強したことを忘れてしまいますからね。
ですから、過去問を勉強するときも、あらかじめ5年分に絞り込むのです。
5年分のマスターできたら、少しずつ範囲を広げる作戦の方が安全です。
「重要度の高いものから取り組む」
一口に過去問と言っても、何度も出題されている論点のものから、その年にしか出されていないレアなものまであります。
最初に取り組むべきは、「何度も出題されている」重要度の高い論点のものです。
何度も出題されているということは、社労士になるために重要な知識だ、ということです。
ですので、今後も出題される可能性は非常に高くなります。
まず、重要度の高い問題を繰り返して、知識として吸収し徐々に知識の幅を広げていく方法が効率的です。
たとえば、バームクーヘンを作っているところを見たことがありますか?
バームクーヘンは、芯の部分を回転させながら、何度も何度も生地を塗り込んでいくことで、最終的に分厚い生地になっていきます。
勉強も同じことで、まずは知識の芯の部分を構築し、何度も繰り返しながら少しずつ周辺の知識を足していくのです。
そうすれば、気がついた時には合格するのに必要な知識は身についています。
根気のいる作業ですが、自分を信じて取り組みましょう!
「最初は “読む” 」
過去問は読むものだ、ということをあなたは聞いたことがあるかも知れません。
これはわたしもそう思います。
過去問は問題演習で解くもの、というのが普通の考え方だと思いますが、資格試験においては、「過去問は読み物」という認識でいると勉強がラクになります。
つまり、テキストを読んで過去問を解く、というのが勉強の王道のように思えますが、学習する範囲の広い社労士試験においては、精神的に非常にしんどいやり方です。
それは、過去問は法律用語で書かれた文章だからです。
普段から法律用語に慣れている人であれば、抵抗は少ないでしょうが、そうでない人にとっては、過去問を読むだけでも拷問のように感じます(わたしがそうでした)。
ですから、まずは問題文の雰囲気に慣れる意味で、過去問を読み物にするのです。
問題文を読んだら、そのまま解説を読みます。
ただ読むのです。
最初はそれで十分です。
「そんなことをしていたら過去問を覚えてしまいます」
という声が聞こえてきそうですが、それでいいのです。
なぜ過去問を解かずに覚えてしまっていいのか、それをお話しましょう。
過去問は解かない、と言われる本当の理由
社労士試験に合格するためには、必要な知識を暗記し、本試験で問題文を読んだ時に、必要な知識を自分の脳の引き出しからスムーズに取り出して、正誤を判定することができるようになることです。
言い換えると、自分の持っている知識を道具にして、問題文を読んだ時に正誤が判定できるよう、その知識を使いこなせるようになっていることが最も大切なことです。
過去問は、そのための練習台として使うだけなので、覚えてしまっていても全く問題ありません。
どういうことかと言うと、過去問の問題文を読んだ時に、
「あ、これはテキストのあそこに書いてあった!」
ということを「思い出す」練習をひたすら繰り返すことで、本試験でもスムーズに知識を思い出すことができるようになるのです。
単に問題文の正誤が分かっても、本試験では役に立ちません。
当然のことながら、過去問とまったく同じ文章で本試験で出てくることはないですから、、、
ですので、資格試験の肝は、「思い出す」ことが基本だと言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
社労士試験を突破するための勉強法は、
「範囲を絞って短いスパンで繰り返す」
「過去問は、最初は読む。次に“思い出す”練習をする」
ということです。
ちなみにわたしは、合格した年は、重要問題を30回繰り返しました。
逆に不合格の年は、過去問の絞り込みができず、繰り返す回数が圧倒的に少なかったです。
地道な作業ですが、やることが分かれば、あとは実行するだけです。
このブログでは、勉強の効率を上げる方法もご紹介していきますので楽しみにしていてくださいね。
あなたを心から応援しています!
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