過去問

「社労士試験 国民年金法 老齢基礎年金の支給繰上げ・繰下げ」国年-163

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なぜかというと、早いうちに全科目に触れておくことで、社労士試験の全容がイメージしやすくなり、勉強のペースが掴みやすくなるからです。

なので、あまり構えずに「ふ〜ん、そうなんだ」くらいの気軽な気持ちで読んでみてくださいね。

今回は国民年金法の「老齢基礎年金の支給繰上げ・繰下げ」について見てみようと思います。

 

老齢基礎年金の繰上げをすると寡婦年金の受給権は?

(平成26年問1C)

寡婦年金の受給権を有する者が支給繰上げの請求をし、老齢基礎年金の受給権を取得すると、寡婦年金の受給権は消滅する。

 

解説

解答:正

問題文のとおりです。

寡婦年金の受給権は、支給繰上げの老齢基礎年金の受給権を取得したとき、寡婦年金の受給権は消滅します。

では、老齢基礎年金と老齢厚生年金の支給繰上げ・繰下げの関係について見てみましょう。

 

老齢基礎年金と老齢厚生年金における繰上げ・繰下げの関係

(令和5年問6C)

老齢基礎年金と老齢厚生年金の受給権を有する者であって支給繰下げの申出をすることができるものが、老齢基礎年金の支給繰下げの申出を行う場合、老齢厚生年金の支給繰下げの申出と同時に行わなければならない。

 

解説

解答:誤り

支給「繰下げ」については、老齢基礎年金と老齢厚生年金は同時に申出を行う必要はありません。

支給「繰上げ」については、同時に行う必要があります。

 

今回のポイント

  • 寡婦年金の受給権は、支給繰上げの老齢基礎年金の受給権を取得したとき、寡婦年金の受給権は消滅します。
  • 支給「繰下げ」については、老齢基礎年金と老齢厚生年金は同時に申出を行う必要はありません。

 

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