過去問

「社労士試験 労働に関する一般常識 労働契約法 就業規則」労一-125

このブログでは、毎日科目を変えてお送りしています。

なぜかというと、早いうちに全科目に触れておくことで、社労士試験の全容がイメージしやすくなり、勉強のペースが掴みやすくなるからです。

なので、あまり構えずに「ふ〜ん、そうなんだ」くらいの気軽な気持ちで読んでみてくださいね。

今日は労働に関する一般常識より「労働契約法・就業規則」について見てみたいと思います。

就業規則の周知や労働契約との関係について確認しましょう。

 

労働契約法における就業規則の「周知」

(平成27年問1E)

労働契約法第7条にいう就業規則の「周知」とは、労働者が知ろうと思えばいつでも就業規則の存在や内容を知り得るようにしておくことをいい、労働基準法第106条の定める「周知」の方法に限定されるものではない。

 

解説

解答:正

問題文のとおりです。

労働契約法において就業規則の「周知」とは、

「労働者が知ろうと思えばいつでも就業規則の存在や内容を知り得るようにしておく

ことを指します。

したがって、労働基準法における就業規則の周知規定のように限定されているわけではありません。

次に、就業規則に記載されている事項と労働契約との内容について確認しましょう。

 

就業規則の内容と労働契約の内容

(令和元年問3B)

就業規則に定められている事項であっても、例えば、就業規則の制定趣旨や根本精神を宣言した規定、労使協議の手続に関する規定等労働条件でないものについては、労働契約法第7条本文によっても労働契約の内容とはならない。

 

解説

解答:正

問題文のとおりです。

就業規則に記載されているものでも、

就業規則の制定趣旨や根本精神を宣言した規定などについては、

労働契約の内容になりませんので、

労働者が上記の規定に違反したからといって、

懲戒処分を課せるものでもありません。

 

今回のポイント

  • 労働契約法において就業規則の「周知」とは、「労働者が知ろうと思えばいつでも就業規則の存在や内容を知り得るようにしておく」ことを指します。
  • 就業規則に記載されているものでも、就業規則の制定趣旨や根本精神を宣言した規定などについては、労働契約の内容になりません。

 

各科目の勉強法の記事をまとめました

労働基準法から一般常識までの全科目の勉強法の記事をまとめましたのでぜひご覧ください

リンク「社労士試験 独学合格法 各科目の勉強方法の記事をまとめました!」

 

科目ごとにまとめて記事を見ることができます!

スマホでご覧になっていただいている場合は、一番下までスクロールすると、科目名が並んでいますのでご覧になりたい科目をタップいただくと、その科目だけの記事を見ることができます。

もしくは、一番右上の三本線(メニューになっています)をタップしていただいて科目名を表示させる方法もあります。

関連記事

  1. 「社労士試験 健康保険法 ややこしい給付制限の取扱マニュアル」過去問・…

  2. 社労士試験勉強法 過去問攻略!「労基法 労働時間の定義とは?」 労基-…

  3. 【ふわっと全科目を眺める】「社労士試験 国民年金法 定義」国年-105…

  4. 「社労士試験 労働に関する一般常識 男女雇用機会均等法」労一-130

  5. 「徴収法 過去問で読み解く労働保険料額の決め方」過去問・徴-40

  6. 「社労士試験 徴収法 保険関係の消滅」徴収-147

  7. 【ふわっと全科目を眺める】「社労士試験 国民年金法 老齢基礎年金の支給…

  8. 【ふわっと全科目を眺める】「社労士試験 厚生年金法 適用事業所」厚年-…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。