勉強の進め方

「模擬試験は「自宅」で受けないで!模試を最大限に活かす秘訣とは?」

模擬試験を「自宅」で解くのはNGです!

「え?どういうこと?」

とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

5〜6月は、模擬試験の案内を見ながら、「どこで受けようかな」と検討される時期だと思います。。

そこで本来なら「会場受験」をオススメするのですが、この記事を書いているのは2020年5月です。

新型コロナウイルスの影響で会場受験を実施しない資格学校も出てきています。

ですので、やむを得ず自宅受験になるわけですが、せっかくお金を払って模擬試験を受けるのに、それを「家」で解くのは、

あまりにももったいない

というお話をしたいと思います。

 

模試を自宅で解くことがNGな理由とは?

なぜ模擬試験を自宅でやってはいけないのでしょう。

あなたはこんな経験はありませんか?

試験中にどうしても思い出せなかった事が、家に帰ってあらためて問題文を見ると

「あ!これ知ってたのに!」

という経験を。

つまり、ホームグラウンドなら実力を発揮できるのに、アウェイになると結果を出せないという事ですよね。

一般的に、「初めての場所」に行ったり、「初めて会う人」と話したりする時は、多かれ少なかれストレスを抱えるものです。

「緊張する」と言い換えてもいいでしょう。

たとえば、家族や親しい友人ならリラックスしてお話できるのに、取引先にプレゼンする時など、緊張状態になるとしどろもどろになってしまうことがあると思います。

(少なくとも私はドキドキして脳みそが真っ白になることがよくあります。苦笑)

つまり、緊張状態になると、自分が本来持っている実力を発揮できないことがあるのです。

これは社労士試験でも同じことが言えます。

ということは、自宅のように自分がリラックスできる場所で模試を受けても「何の練習にもならない」のです。

緊張状態でも自分の実力を発揮できるようにするのが、模擬試験を受ける重要な目的の一つです。

なので、自宅以外の場所で試験問題を解くことで、緊張状態の中でも自分の実力を出す練習をするわけです。

たとえば、後ろに座っている人が貧乏ゆすりしてても、隣に座っている人のおしゃべりがうるさかったとしても、あなたは集中してひたすら正解を導き出さなければなりません。

これは「自宅」受験では絶対にできない経験です。

では、自宅で模試を解かないならどこで解くか?

たとえば、カフェや図書館、有料の自習室など普段自分が行かない環境をオススメします。

新型コロナウイルスの関係で、3密を避ける場所が見つからないなら、極端な話、公園のベンチでもいいのです。

なので、今から模擬試験を行う場所を探しておくと良いと思います。

あと、模擬試験を受ける重要な目的がまだあります。

それは、、、

 

問題を解く順番をテストする

のです。

あなたは本試験のとき、どの科目から解きますか?

私は得意な科目から解くことをオススメします。

何も労働基準法から解く必要はまったくありません。

私は労働科目よりも社会保険科目の方が得意だったのと、労働基準法の事例問題が不安だったので、健康保険法から解き始めました。

次に国民年金、厚生年金をやっつけてから労働基準法に戻りました。

その策は的中して、社会保険科目で合格に必要な点数の土台を稼ぎ出すことができました。

これが合格したときの得点状況です。

大事なことは、自分の得意科目から解き始め、脳みそのエンジンを温めてから他の科目を解くことです。

 

リフレッシュ休憩のベストタイミングを探る

本試験中は、いかに集中しているとはいえ、脳みそはやはり疲れてきます。

特に択一試験の場合、3時間半ぶっ続けで問題に取り組むわけですから、『意図的に」リフレッシュ休憩を取る方がその後の試験を有利に持ち込むことができます。

そこで、自分にとってどのタイミングが休憩のベストポジションなのか、模擬試験を使って探したのです。

私の場合、リフレッシュのために3時間半の間にトイレ休憩を2回取った方が良いことが分かりました。

本試験では、社会保険科目から解き始めたのですが、社会保険科目を解き終わって労働基準法に入る前に1回目のトイレ休憩を入れました。

次に、雇用保険法を解き終えて、最後の一般常識科目に入る前に2回目のトイレ休憩をセッティングしたのです。

そうすることで一般常識と、解答の見直しまで集中力を切らすことなく取り組むことができました。

何回休憩を入れるか、どこに休憩を入れるかは、あなたに一番合ったものがあるはずですので、模擬試験を使ってぜひ探し出してみてくださいね。

 

「復讐」はそこそこに

あえて「復讐」と書きましたが、模試の復習はあまり深入りしない方がいいです。

むしろ、早く本来の勉強スタイルに戻すことをお勧めします。

どうしてかというと、たしかに模擬試験の問題は、本試験に出そうな論点を各資格学校が総力を上げて作り上げたものだと思います。

しかし、どんなに模擬試験の問題を集めたとしても、本試験を突破するのに必要な論点にどうしても穴ができてしまうのでは、と考えます。

私が合格した年は、T◯CさんとI◯Eさんの模試(それぞれ2回)を受け、そこでできなった問題をテキストで確認しただけで、すぐに自分の本来の勉強ペースに戻したのです。

私の勉強ペースとは、「過去問演習とテキスト読みの繰り返し」です。

そうすることで、本試験の前日まで勉強ペースを守ることができ、知識にムラができなかったのが勝因と考えています。

なので、模擬試験の「復讐」はそこそこにしておきましょうね。

 

今回のポイント

いかがだったでしょうか。

模擬試験を受ける上で大切なことは、

  • 緊張状態でも実力を発揮する練習をする
  • 問題を解く順番をテストする
  • リフレッシュするタイミングを探る

です。

もちろん、それ以外にあなた独自の目的もあると思います。

いずれにしても、模擬試験は本試験を突破するための手段に過ぎませんので、色々とテストしてみて本試験当日に最高のコンディションにしていただくことが一番です。

あなたの合格を心から応援しています!

 

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