「徴収法って生理的に受けつけない」
「徴収法と安衛法は勉強していて面白くない」
と思っていらっしゃる方はいますか?
たしかに徴収法は「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」というだけあって、
労働基準法みたいに「労働者の味方!」といったロマン(?)みたいなものは微塵も感じられませんよね。
で、他の法律に比べて聞きなじみのない言葉が多くないですか?
「所轄都道府県労働局資金前渡官吏」
みたいな。汗
あと計算問題がたまに出題されるのも恐怖ですよね。
わたしは根っからの文系なので、ただでさえ数字が苦手で金額とか日数とか覚えるのも一苦労でした。
そこに来て計算問題まで出てきたらどうしよう、、、と不安だらけでしたね。
でも、
選択式はないですし、徴収法は考え方によっては得点源にできる科目なのです。
社労士試験には足切りもありますから勉強しないわけにはいかないわけで、どうせなら得意科目にしちゃいませんか?
今回は、生理的に受けつけない徴収法を得意科目にする秘密をお話しましょう。
優先順位をつけて頻出項目から押さえましょう
徴収法の頻出項目は、「保険関係の成立及び消滅」と「労働保険料の納付の手続」です。
理解の進め方
記憶の仕方としては、
「どういった場合に」「だれに」「何を」「いつまでに」「何をする」
を押さえます。
たとえば、
「労働保険の保険関係が成立した時は、」
「所轄労働基準監督署長または所轄公共職業安定所長に」
「保険関係成立の届出を」
「10日以内に」
「提出する。」
というように、分解して理解して覚えておくと、問題文を読んだ時もキーワードを探せるようになります。
引っかけてくるのは「だれに」、「いつまでに」だったりしますので、問題文を読んでいる時にキーワードをチェックして正誤を判定していきます。
過去問とテキストの両回しで記憶の定着を!
徴収法は労基法などと違って事例問題がほとんどなく、しかも過去問をアレンジしたものが多いです。
ですので、初めて学ぶ場合は、
①テキストをざっと読んで予習をして、②講義を聴いて確認し、③過去問を解いて、④テキストで該当箇所をもう一度確認する
といった勉強の仕方が良いでしょう。
ここで大変重要なことを申し上げますが、
「分かっても分からなくても、決して立ち止まらず学習を進め、短いスパンで繰り返し学習すること」
がキモになります。
これは、普通の読書にも言えることですが、時間をかけてじっくり読んでも、本を読み終えた頃には、最初に書いてある部分はほとんどの場合忘れています。
読書なら読み直していけばいいですが、資格試験の場合は「試験日」というタイムリミットがありますので、知識を効率よく記憶する必要があります。
知識を効率よく記憶方法は、短期間で「知識を思い出す練習」を何度も行うことです。
つまり、「過去問演習を何度も繰り返す」ことにあります。
ただ、それだけでは心もとないかもしれません。
より効率よく覚える方法をご紹介します。
実地練習してみる
実地練習と言っても、本当に手続きをするわけではありません。
お勤めの方でしたら、
「もし自分の会社が子会社を作ることになったら?」
「もし新しい社員が入社してきたら?」
など、実際に存在するものに置き換えてイメージするのです。
これは、いわゆる「エピソード記憶」を応用したものです。
単なる単語だけよりも、何か自分にとってゆかりのあるものと結びつけてイメージする方が、より記憶に定着しやすいのです。
つまり、単なる電話番号の数字だけを覚えるより、自分の好きな人のケータイ番号の方がはるかに早く覚えることができますよね。
それと同じことです。
自分の感情が少しでも入っていると記憶も定着しやすいのです。
ですから、徴収法に限らず、他の科目にも応用できますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがだったでしょう。
徴収法は、労災保険法と雇用保険法から3問ずつ出題されますから、合計6問出題されます。
この6問を自分の得意科目にすることができれば、有力な得点源にすることができます。
問題も過去問のアレンジが多いことを考えると、あとは、自分の心を徴収法に近づけるだけです。
抽象的な文章を、自分の会社など具体的な出来事としてイメージすることができれば、記憶もしやすくなります。
ぜひお試しくださいね!
それでは、あなたの合格を心より応援しております!!
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