「仕事をする上で 大事なことは何だと思いますか?」
これは、転職活動をしていて、面接でよく聞かれる質問です。
あなたはとっさに答えることができますか?
今回は、面接をクリアするのはもちろんですが、あなたが仕事をする上での自分の強みは何か、を知ることができます。
私は、45歳で10数年務めた会社を辞めて転職活動をしましたが、5社に履歴書を送り、4社の書類選考を通過し、2社から内定を頂くことができました。
これも自分の中で「仕事で大事なこと」を明確にしてから転職活動に臨んだからです。
それではどうすれば転職を成功させることができるのかお話しましょう。
「一緒に働きたい」と思ってもらうためのメッセージ作り
自分が働きたいと思う会社に応募する際、一番の武器は、「この人と一緒に働きたい」、と思ってもらうための自分の信念です。
その信念がないことには、相手の心を掴むことができません。
それは、自分のスキルを伝えること以上に大切なことです。
逆に自分に資格などのスキルがなくても、あなたの信念が採用担当者の心に刺されば、採用はグッと近づきます。
私の場合、社会保険労務士事務所への転職活動の際、社会保険労務士の試験には合格していましたが、全くの未経験でした。
しかし、私は社労士業界を通じて社会貢献をしたい旨を先方に語り、見事内定をいただくことができました(後に、その社労士事務所は退職することになりますが)。
ですから、まずはあなたが仕事をする上で大切にしていることを明確にしましょう。
これまでの自分の棚卸からはじめよう
あなたは、これまで仕事をしていて嬉しかったり、良いことで印象に残っていることは何ですか?
「お客さまから感謝の言葉をもらった」
「お客様からクレームの電話を受けたが、無事に乗り越えることができた」
「後輩や部下からよく相談を受けていて頼られていた」
などどんな細かいことでも構いません。
そのようなエピソードを思い出した時にメモをして集めてみましょう。
エピソードのメモを眺めていると、信念(強み)が出てくるはずです。
たとえば、
- 貴社の事業を通じて、お客さまから喜ばれることで、社会貢献をしたい
- クレームに最後まで対応した責任感を発揮して貴社に貢献したい
- 自分には人が集まってくるので、協調性を発揮して貴社の事業の発展に貢献したい
というように、メモしたエピソードを具体例として、「社会貢献」、「責任感」、「協調性」などのキーワードを、「仕事で大事にしていること」としてPRしましょう。
そうすれば、採用担当者も「あなたと一緒に働きたい」と思ってもらえるはずです。
大事なことは、「あなたが嬉しかったこと」、「良いことで印象に残っていること」から信念(強み)をつなげるという点です。
あなた自身が「嬉しい」と感じたり、ポジティブな記憶を通じて、あなたがどんな仕事をしたいのかが見えてくるのです。
私は社会貢献をしたいと思っておりますので、そのような仕事を追い続けています。
これから先、長い年月のあいだ仕事に関わっていくわけですから、自分がどんな事に喜びを感じるのかを明確にし、仕事につなげていきましょう!
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